材料素材

当社で施工している主な2次加工品【加工材料による分類】

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~金属加工部品材には、鋳造や鍛造などがあります~

 鋳造(ちゅうぞう)とは、作りたい形と同じ形の空洞部を持つ型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工方法です。鋳物(いもの)は、加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った鋳造製品です。鋳鉄だけでなく、アルミニウム、亜鉛、マグネシウム等の鋳物製品も多数生産されています。

 鍛造(たんぞう)とは、金属加工の塑性加工法の一種で、金属をハンマー等で叩いて圧力を加えて変形させる手法です。古くから刃物や武具、金物などの製造技法として用いられてきました。

 鋳造は、金属を叩いて気泡を潰したり、結晶を整えたりする鍛造と比べて強度では劣りますが、手間がかからないという特徴があります。

 当社は、タップ加工などを得意としており、お客様から支給された材料に鋳造部品及び鍛造部品の加工を主に行っています。

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◎鋳鉄部品加工

 鋳鉄とは、鋳物用に使われる高炭素の鉄で、構造物や機械の基礎材料として広く用いられています。鉄を主に、2.1~6.7%という多量の炭素を含んでいる鉄の合金です。含有する炭素量が多いほど溶ける温度は低くなるため、鋳鉄は比較的容易に型に流し込んで成形できます。

 鋳物には、鋳鉄のほかに鋼や銅合金や軽合金によってもつくられますが、鋳物全体のうち鋳鉄製のものが多くを占めています。

 鋳鉄は比較的容易に加工できるため、薄肉の風呂釜、鍋、ラジエータ、機械のベッド、ケース、シリンダや歯車などの部品、ピストンリング、土建用品、鋳型など、身の回りのものから機械部品、工業品まで幅広く使われています。

当社では、お客様からの材料支給を受け鋳鉄部品の加工をしており、長年の実績を有しています。

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◎焼結部品加工

 焼結とは、粉末又は粉末を圧縮して所定の形状としたものを,粉末成分の融点以下の温度で加熱した場合,粉末粒子の相互の接触面が接着し,加熱時間の増加とともに圧粉体が収縮・緻密化する現象をいいます。

 焼結によりつくられた合金は、高融点金属や鍛造困難な硬くてもろい金属製品の製造が可能で、歯車のような複雑な形状の部品を多数製造できるなどの長所があります。また強度及び靭性の不足などの短所も焼結鍛造の採用などにより解消し,各種機械部品の製造に使われています。

 焼結部品は基本的に加工が必要ないとされていますが、形状などにより、後加工が必要なものがあります。後加工をすることにより、製品本体の形状を保てることや、タップ穴は必ず後加工が必要です。

 当社ではマシニングセンターを用いて、お客様からの材料支給を受け、焼結合金へ穴あけタップ加工などの追加工を行っています。

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◎アルミニュウム合金部品加工

 アルミニウムは、軽量で、高い熱伝導性・電気伝導性を持つ軽金属で、軽金属では鉄に次いで多く生産されています。

 アルミニュウム合金は、展延性に富み、比重が小さく、熱、電気の良導体で、大気中での耐食性が優れているため、板、箔、棒、線、管、型材などあらゆる形に加工されて利用されています。

 当社ではお客様からの材料支給を受け、アルミニュウム合金部品に穴あけやタップ加工などの追加工を行っています。

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◎鍛造部品加工

 鍛造とは、金属加工の一種で、金型工具を介して素材材料に圧縮荷重を加え、素材の高さ又は直径もしくは厚さを縮め、圧縮と直角の方向に伸ばすことによって所定の形状寸法の品物に成形する作業をいいます。貴金属や高温に熱した鋼を、鎚あるいはハンマーで打ちながら所定の形にする技術がその最古の形態で、結晶を微細化し、結晶の方向を整えることで強度が高まります。

 打って成形するので、切削よりも材料が少な、大量生産にも向いています。自動車エンジン部品等にも多く使われています。

 当社ではお客様からの材料支給を受け、鍛造部品に穴あけやタップ加工などの追加工を行っています。

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◎炭素鋼部品加工

 鉄鋼材料には、炭素鋼、鋳鉄などがあります。鋳鉄は炭素量が2.1%以上の鉄鋼材料のことを指します。炭素鋼とは、2パーセント以下の炭素を含有する鉄のことで、加工が容易なため、プレス成形用薄板や各種工具に用いられます。その含有量が高いほど鋼は硬くなりますが、もろくなります。一般的に広く使用されることから、普通鋼とも言います。

 当社ではお客様からの材料支給を受け、炭素鋼部品に穴あけやタップ加工などの追加工を行っています。

 

◎上記以外の素材の部品加工

  上記以外の素材についても、タップ(ネジ穴)加工・溝加工などができる場合がありますので、ご相談ください。

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お問い合わせは
TEL 0495-78-0121